ヒバリ。
–傷つくことを恐れている間に
−飛べる翼も腐って落ちた
五階から眺めるくすんだ白色の空を見ていた。
どこかのやけに長い煙突から吹き出す煙はゆったりと左斜め上に登って、薄くなって溶けた。
わたしはいつもコンプレックスや劣等感に潰されそうになって、逃れようとすればするほどそちらに呑まれて、小さい頃に見たアニメみたいにぺしゃんこになってぺらぺらの紙みたいになって地面に落ちる。
でもまた、アニメのように ぽんっ て立体に戻って何事もなかったかのように歩き出した。
2019年は抱負のようなものを決めないと決めた。
2018年がそうして何もよくなかったし、わたしはただ2019年を生きるだけ。
歩いて壁があったら立ち止まって、分かれ道があったらその時に行きたい方に行く。
思いがけず何かを手にできたら喜んで、失えば泣く。
表立って掲げた目標を達成できない自分に打ちのめされるのがこわいことと、それに縛られて生きたくない。
わたしは自由になりたい。
本当は会いたい人に会えなかった。
2018年はくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に捨てたい。
昨日も。